るるもな。

アラフォー夫婦、はじめての猫暮らし始めました。

【猫学】構いすぎにご注意!猫の心の病気「分離不安症」

じっと見つめるるるちゃん

猫に関する病気、お悩みを取り上げて
わがやの実体験をシェアしていく企画、【猫学】。

今週の猫学のお題は「分離不安症」です。

猫の心の病気である、分離不安症。
わがやでも、るるちゃんが飼い主をストーキングする傾向があるので、分離不安症なのかと悩んだ時期がありましたし、今でも気をつけています。

ということで、分離不安症について紹介し、わがやの事例をお伝えすることで、猫飼いのみなさまや、これから猫と一緒に暮らしたいと考えている方の参考になればと思います!

 

1. 分離不安症とは

柵にくっつくるるちゃん

いかないでえええ!

ずばり、
強く依存しているモノ(飼い主さん含む)の不在に不安を感じて問題行動を起こしてしまう、心の病気
と言えます。 

猫を甘やかしたり構いすぎたりすると、飼い主さんに依存することによって分離不安症のリスクが高まります。

また、上記以外でも引越しをした、結婚や出産による新しい家族が増えた、などの環境の変化によるストレスも分離不安症の要因となります。

2. 分離不安症の症例

旅行バッグに入り込むるるちゃん

どこでもいっしょ♪

・過剰なグルーミング
・トイレ以外での粗相
不安な気持ちを落ち着けるため、ハゲができるほど過剰にグルーミングをしてしまったり、自分のニオイを残して安心するためにトイレ以外におしっこやうんちをしてしまう事例。ちなみに、粗相の多くは飼い主さんの布団だそうです。(これは大変だ…)

・落ち着きがない
・飼い主さん不在時に鳴き続ける
飼い主さんを探し求めているために起こる行動。常に飼い主さんについてまわるようなストーキング行動も含まれます。

・過剰な攻撃行動
猫はストレスを感じると、転嫁行動(いわゆる八つ当たり!)を起こすことがあります。飼い主さんや物に攻撃をしてストレスを発散する例。

・体調不調(食欲不振、嘔吐、膀胱炎などの病気) 
ストレスが原因で体調不良になってしまう例。症状が重いと、膀胱炎などの病気を発症してしまうことも。

3. 分離不安症の予防と対策

安心して眠るるるちゃん

冒頭のとおり、分離不安症とは、
強く依存しているモノ(飼い主さん含む)の不在に不安を感じて問題行動を起こしてしまう、心の病気」のこと。

そのため、分離不安症の予防と対策には、
強く依存させない」「不安を感じさせない」ことが大事です。

・強く依存させない

室内飼いや一匹飼いの家では、猫に与えられる刺激の多くが飼い主さんによるものになりがち。そのため、猫が飼い主さんに依存してしまう傾向が強いそうです。

飼い主さん以外にも、大好きなおもちゃ、大好きなスポットなど、大好きなモノを分散させることで、ひとつのモノへの強い依存を防ぐことができます。

また、猫の要求のままに甘やかすのではなく、鳴き続けたり攻撃したりしてきたら構わない(=負の弱化)、大人しくなったらおもちゃやおやつでご褒美をあげる(=正の強化)ことで、「大人しくしてると構ってくれる!」と、猫も学習します。

学習について詳しく知りたい方は、以前書いたこちらの記事をどうぞ。

・不安を感じさせない

猫はニオイで安心する生き物です。猫自身のニオイがついた毛布を置いたケージ、飼い主さんのニオイがついた服を置いたソファなど、猫が安心できるスポットを作ることで、飼い主さんの不在時にも猫が安心して過ごすことができます。

また、爪とぎや飼い主さんとのおもちゃ遊びは、猫にとって良いストレス解消になります。猫が自由に爪とぎができる場所を整え、毎日少しの時間でも一緒におもちゃで遊んであげましょう。

4. わがやの事例

るるちゃんと握手

握手♪

・子猫時代

るるちゃんの子猫時代、大変でした…
今も天使なるるちゃんですが、子猫時代は子猫のかわいさが大爆発していたるるちゃん!そんなるるちゃんを構わないでいるなんて、拷問です…

るるちゃんの要求に毎回は付き合わず、とんでもなくかわいい声でミャーミャー呼ばれても歯を食いしばって無反応を突き通したり、そのふわふわボディを四六時中触っていたくてもぐっと堪えたり、構いすぎに気をつけました。

・現在(1歳)

そんな子猫時代を経て、適度な距離を保ちたいタイプへと育ったるるちゃん。
飼い主がいる部屋を好みますし、飼い主が移動するとついてきます。そんなところがかわいくて撫でていると、2〜3秒後にはもうやめろと怒られます。
なので、こちらが構いすぎなければ適度な距離を保つことができます。(本当はもっと触りたいんですけどね…)

ですが、るるちゃんはまだ1歳で遊びたい盛り。
特にテレワーク中の今は、頻繁に遊びに誘われます。
残念ながら毎回付き合うことはできないですし、依存させないために、心を鬼にして無視することもしばしば。
怒って噛まれることもありますが、これも無視。「噛めば要求が通る!」と学習させないためです。(すごく痛いので無視するのはとても大変です…)

その代わり、毎日の遊ぶタイミングを決めて、集中して思いっきり遊んでもらうことでストレス発散を心がけています。
るるちゃんにとっては遊びたいタイミングじゃなくて乗ってこないこともありますが^^;

飼い主が移動するとついてくるので、分離不安かと悩んだこともありましたが、外出中の様子をペットカメラで見ると、鳴き続けたり、いたずら、粗相などをすることもなく、大人しくお留守番ができているので、ひとまず安心しています。

 

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
適度な距離を保って、愛猫にはいつまでも心身ともに健康でいてほしいですね^^

今回の記事が、猫好きのみなさんのお役に立てたら嬉しいです。

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