猫に関する病気、お悩みを取り上げて
わがやの実体験をシェアしていく企画、【猫学】。
今週の猫学のお題は「あごニキビ」です。
わたしは、Youtubeで猫動画を見ていてあごニキビというものを知りました。
人間のニキビとは見た目もちがうため、気づかれていない方も多いのではないでしょうか?
実は、るるちゃんもあごニキビ少しあります。
あごニキビがどういうもので、どう対策をすればいいのか、紹介していきたいと思います。
1. あごニキビとは?
猫のあご下に黒いブツブツしたものがついていれば、それがあごニキビです。
人間と同じで毛穴に皮脂や汚れがつまることで炎症がでます。ひどくなると出血したり、かゆくなったりするようです。
2. 原因と対策
対策を取り入れやすい順に、原因を記載します。
・食器についた雑菌
特に、プラスチックの食器は細かい傷がついて雑菌が繁殖しやすい。陶器やガラスの食器に変える、食べ終わった食器を長時間置きっぱなしにしないなどの対策が考えられる。
・あごの毛づくろい不足
猫のあごは、猫自身の毛づくろいが難しく、皮脂腺やアポクリン腺からの分泌物で汚れやすい。飼い主さんが定期的にあごを拭いてあげる必要あり。ぬるま湯をつけたコットンで優しくふきとる。
・ストレス
環境の変化、多頭飼育などのストレスによるもの。あごニキビだけの話ではありませんが、猫にとって快適な環境を整える必要あり。
・ホルモンバランスの乱れ
避妊、去勢手術による影響。動物病院への相談が必要。
・アレルギー
食器やフードのアレルギーによるもの。食器の素材では、プラスチックやステンレスのアレルギーの猫もいるため、陶器やガラスの食器にかえることで改善が見込める。フードの場合、アレルギーの原因を見つけるため、動物病院へ。
・ニキビダニの寄生
動物病院へ!
重症だったり、アレルギーやニキビダニなどの病気の影響だったりする場合は動物病院へ行く必要があります。
家でもできることは、食器とあごを清潔に保ち、猫の過ごしやい環境を整えることですね。
3. るるちゃんの場合
わがやにやってきた当初からあごニキビが見られたるるちゃん。
遠目からだと全くわかりません。
どあっぷにすると、うっすら見えますね。
るるちゃんのあごの毛は茶色なので、若干見つけづらいのです。(たぶん黒猫さんほどではありませんが!)
パソコンの上にニキビ付きのるる毛がありました。
毛の先の黒いものがニキビです。
ペットショップにいた頃と同じフード、食器も陶器製でしたので、新しい環境に変わったことへのストレスや、あごの汚れによるものかなと考えていました。
以前獣医さんに相談すると「軽度なので、気にする必要はない。気になる場合はぬるま湯をつけたコットンで優しく拭くだけで良い」とのこと。
強く拭いて皮膚に傷ができて、逆に悪化することもあるのでやりすぎにはご注意!とのことでした。
ということで、しばらくは朝ごはんの後にぬるま湯コットンであごを拭いていました。しかし、大きな改善はせず。
るるちゃん本人はかゆがったり痛がったりはしていませんので、現状維持でいきたいと思っています。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
あごニキビは命にかかわるような病気ではありませんが、実は食物アレルギーがあった、ストレスを抱えていた、など潜在的な不調を発見することができ、愛猫に幸せな猫ライフを提供できることにつながると思います。
今回の記事が、みなさんの気づきや参考になりましたら、嬉しいです^^