猫に関する病気、お悩みを取り上げて
わがやの実体験をシェアしていく企画、【猫学】。
今週の猫学のお題は、「またたび」です。
みなさんのお宅では、またたび使っていますか?
わがやでは、またたび入りのけりぐるみで遊んで、るるちゃんのストレス発散に役立てています!
初めてけりぐるみで遊んだとき、るるちゃんがこれまで見たことのない反応だったので「これ、やばいものなんじゃ…」と心配になったものです。
猫飼いビギナーさんは、わたしのように愛猫のまたたびに対する反応で驚く方もいるんじゃないかなと思いましたので、今日はまたたびについて書いていきたいと思います。
1. またたびの正体
「またたび」とは、木の名前。
日本の山でも多く自生しています。
またたびの木からとれる「虫えい果」という実に多く含まれる成分が、猫を酔っているような状態にします。
その成分というのは「マタタビラクトン」「アクチニジン」「β-フェニルエチルアルコール」の3つ。
これらの成分が猫のヤコブソン器官(フェロモンを感じる器官)で感知され、猫がメロメロになるという仕組みです。
ちなみに、TwitterやYoutubeでよく見られる、飼い主さんの足のニオイを嗅いで猫ちゃんの口が半開きになるといった、フレーメン反応を引き起こすのもヤコブソン器官によるものです。
またたび成分の強さは、粉末>液体>実>枝>葉の順番。
またたびを使った製品としては、粉末を使った「またたびパウダー」、原木を使った「またたびの木」など数種類あります。
2. またたびの効果
代表的なまたたびの効果はこちら。
- 頭や体をこすりつける
- くねくねと転がる
- よだれを垂らす
またたびへの反応は必ず現れるものではなく、またたびの成分の強さや猫ちゃんの個体差によって変わります。
一般的には、子猫より成猫、女の子より男の子、去勢済より未去勢の男の子の方がまたたびへの反応が強いとのこと。
猫ちゃんによっては、めちゃくちゃ興奮して凶暴になっちゃう子もいるようです。愛猫がどのくらいの反応を示すタイプなのか知り、適量を正しく使う必要があります。
3. またたびの注意点
またたびには、常習性や中毒性はないとのこと。
ですが、量や回数が多すぎると呼吸困難に陥ってしまうことがあるようなので、適量を守りましょう。
また、またたびの実を丸呑みしてしまうという事故にも気を付ける必要があります。またたびの実を与えるときには、必ず飼い主さんが監督しなければなりません。
4. またたびの活用法
またたびが好きな猫ちゃんには、しつけやお世話の際にまたたびを上手に活用できます。
- ご飯にパウダーをふりかけて食欲アップ!
- パウダーを塗って、爪とぎやトイレの場所を覚えてもらう
- 爪切りやブラッシングなどのごほうび
- またたび入りのおもちゃで遊んでストレス解消
5. わがやの場合
るるちゃんと出会う前、エビのけりぐるみで激しくキックして遊んでいる動画を見て「かわいいな…わたしもいつか猫と暮らすことになったら、エビのけりぐるみで遊んでもらうんだ…」と夢見ていました。
そして、ついに念願の猫暮らし開始!
エビのけりぐるみもゲットしました。
よく見てみると、このけりぐるみにはまたたびの実が入っているとのこと。
※公式サイトより抜粋
初めてるるちゃんにエビのけりぐるみを与えたとき、床にクネクネ、よだれがダラダラで「反応が強すぎでは?」と心配になり、5分足らずで遊ぶのをやめて棚にしまいました。
直後のるるちゃんは、エビの入っている棚を開けようとしたり、「にゃーん(エビをください)」とおねだりしてきたりで、「これはやばいやつだ…」と思いました。
るるちゃんはまたたびへの反応が強い方なんだとわかりましたので、今ではストレス解消のための思いっきり遊べるとっておきのおもちゃとして、たまに遊ばせています。(だいたい2〜3週間に一度くらいの頻度)
だんだんとまたたびの刺激に慣れてきたのか、今では最初よりクネクネと激しい反応はしなくなりました。(それでもエビさんはるる毛とよだれでべっとりになりますけどw!)
ちなみに、キウイもマタタビ科で、一部またたびと同じ成分が含まれているようです。またたびに反応したわがやのるるちゃんですが、キウイには全くの無反応でした。
(品種改良されたスーパーのキウイでは反応しないという情報あり)
今日は、またたびについて書かせていただきました。
特に、またたびへの反応が強い猫ちゃんの猫飼いビギナーさんは、わたしのようにその反応に驚いてしまうのではないかと思いましたので、わがやでの体験談が参考になりましたら嬉しいです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!