みなさん、「猫も杓子も」という言葉をご存知ですか?
「なにもかも」「だれもかれも」という意味だそうです。(知らなかった…///)
こういう言葉をどこかで何気なくさらっと使いこなせるとかっこいいですよね。わたしが知っている猫に関する熟語は、せいぜい「猫に小判」とか「泥棒猫」くらいでしょうか。(泥棒猫は熟語じゃないかw!)
本日レビューするのは、NHKの「猫も、杓子も。」という番組。
作家さんと愛猫を綴る日常ドキュメント番組で、番組内では書き下ろしエッセイの朗読もあります。
7月5日に社会学者の岸政彦さんと愛猫おはぎ(と、きなこ)のお話が再放送されていました。
岸さんご自身が考えている「猫というもの」「猫と一緒に暮らすこと」が語られ、共感するところや、社会学的観点からそう捉えるのかとおもしろく感じるところもありました。
「猫の平均寿命が50年とか長かったら、人間が猫を飼うということはできなかったかもしれない」という言葉が印象的でした。
多くの愛猫家の方がそうだと思いますが、わたしはるるちゃんの健康と長寿を願っています。しかし、岸さんがおっしゃるように、仮に猫の平均寿命が100年とかだったら先にわたしたちが死んでしまうかもしれないですよね。
死や別れは悲しく淋しいものですが、いつかは必ず訪れる死までるるちゃんをたくさん愛してあげることができるのが、飼い主である我々人間の幸せといえるのかなと思ったりしました。(るるちゃんがいなくなったらと考えると悲しすぎるので、あまり考えたくありませんが…)
そして、今回朗読された書き下ろしエッセイは、おそらく岸さんご本人の実話。おはぎと、亡くなったきなこという愛猫について語られました。
岸さんは、18年前に子猫であるおはぎときなこに出会い、30代〜50代まで猫のいる生活を送ってこられたとのこと。わたしも30代でるるちゃんと出会いました。なるほど、るるちゃんが元気で長生きしたら、わたしも50代までるるちゃんと過ごすかもしれないですね。50代…まだ想像できないな…
もうひとつ、個人的に興味深く感じたのは、ちょっと気難しそうにも見える岸さんが、猫の前ではデレデレなところですw たくさんの人間をメロメロにしてしまう、猫ってすごいなあと猫の魅力にあらためて感心しちゃいました。
以上、本日はNHKの番組「猫も、杓子も。」についてレビューさせていただきました!
ちなみに、これまで「社会学」という学問について詳しく知らなかったので、この機会に岸さんの著書を読んでみようと思います。