猫に関する病気、お悩みを取り上げて
わがやの実体験をシェアしていく企画、【猫学】。
今週の猫学のお題は、「猫の爪切り」について。
「猫の爪ってどうやって切るの?」
「外の猫は爪切りしていないんだし、必要ないんじゃ?」
「暴れてできません!!!涙」
などなど、爪切りに関するアレコレについてまとめていきます。
1. 爪切りの必要性
外猫さんであれば、
ケンカや木登りのために爪は鋭く尖っている必要があるでしょう。
しかし家猫の場合、
爪が伸びていることで思わぬケガにつながることも。
たとえば、カーペットやカーテンなどに爪がひっかかってとれなくなって手足を痛めてしまったり、爪とぎをすることが少なくなる高齢猫の爪が伸びすぎて巻き爪になり、肉球につきささってしまったり。
そのため、
家猫の場合は爪切りをするメリットが大きいと言えるでしょう。
一ヶ月に一度程度を目安に爪切りをします。
若い子ほど爪が伸びるのが早いなどの猫によって爪が伸びる期間に違いがありますので、愛猫の状態に合わせてお手入れをしてあげられると良いですね。
2. 爪切りのやり方
猫の爪は普段は出ていない状態です。
指を優しく押して爪を出して、爪切りをします。
ポイントは2つ。
一つ目、爪切りが嫌なことだと認識させない
二つ目、深爪禁止
・爪切りが嫌なことだと認識させない
「爪切り=怖い」「爪切り=痛い」
爪切りが嫌なことだと猫に認識させてしまうと、次回からの爪切りの難易度がMaxに。
1日1本ずつ切ったり、おやつを使って楽しい時間にしたりという工夫をすることで、徐々に爪切りに慣れさせていきます。
ちなみに、わがやでは「爪切り=嫌なこと」と認識させてしまっていました…。その体験談は、最後の「4. わがやの場合」をご覧ください。
・深爪禁止
爪の付け根にピンクの部分があります。
ここには血管と神経が通っているので、切ってはいけません。
大事な愛猫にケガをさせてしまわないよう、深爪に気をつけましょう。
3. 爪切りの種類
猫と人間の爪の構造は全く異なります。
そのため、人間の爪切りではなく猫専用の爪切りを使いましょう。
主流は、ハサミタイプとギロチンタイプ。
・ハサミタイプの爪切り
ハサミタイプは使いやすく、初心者の方におすすめ。
しかし、力が均等に加わらないので、爪が固い猫や高齢の猫の爪は特に割れやすいというデメリットもあります。
・ギロチンタイプの爪切り
ギロチンの穴に爪を入れて切るタイプ。
穴に入れるのが難しいという意見もありますが、ハサミタイプに比べると力が均等に加わるので、爪が割れにくいというところが魅力です。
ちなみに、わがやも当初ハサミタイプを使っていましたが、爪切り後に爪が割れてしまうことが多かったので、ハサミタイプをやめて今はギロチンタイプを使っています。
4. わがやの場合
ずばり、るるちゃんの爪切りは難しいです。
暴れる+抱っこ嫌い+短足で爪を出しづらい(涙)
そんなるるちゃんですが、いろいろな経験(=失敗)を経て、やっと爪切りの時間が楽しい時間になりつつあります。その紆余曲折をシェアしたいと思います。
・暗黒時代:爪切り=嫌なことだったあの頃
「寝ているときにしれっと切る」
「ブランケットで包んで安心させて切る」
「洗濯ネットに入れて切る」
「エリザベスカラーをつけて切る」
ネットで見つけたこれらの作戦を試し、すべて失敗しました…
寝ているときに爪を切ろうとするとすぐにバレてしまいますし、るるちゃんは包まれる系が嫌いなので、ブランケットや洗濯ネットは逆効果。
エリザベスカラーも結局は抱っこして爪切りしなければならないので暴れます。
今思えば、この頃のるるちゃんにとっての爪切りは、
「嫌い(包む系、抱っこ)+嫌い(爪切り)=超嫌い!」
に飼い主自身がしてしまっていました。
ネットの情報ばかりを鵜呑みにして、るるちゃん自身の性格を尊重したやり方ではなかったと猛省。ごめんねるるちゃん…
・現在:ちゅーるをお供に楽しいお手入れタイム!
るるちゃんが好きなものと爪切りを結びつけるやり方に刷新。
るるちゃんが好きなもの=ご飯!おやつ!おもちゃ!
ということで、ちゅーる食べつつの爪切りをしてみました。
夫に協力してもらい、夫にちゅーるを差し出してもらい、わたしが爪を切ります。(前足のときはわたしが抱っこ、後ろ足のときは夫が抱っこ)
すると、びっっっくりするくらい楽に爪切りができました。
ちゅーるを食べているときのるるちゃんの集中力は並外れており、何をしても動じません。ちゅーるしか見えていません。
ちゅーる、しゅごい…
以前書いた爪切り+ちゅーるの様子はこちら↓
ちなみに、「二人いないとちゅーる+爪切り作戦できない><」と思われるかもしれませんが、一人でもこんなやり方で成功されている方がいました。
できた!!猫でもできた!!!!!! pic.twitter.com/c632U1dmGw
— ぎわ🐈猫ボランティア&獣医学生 (@nnnvm0225) 2020年6月7日
おでこちゅーる、しゅごい…
ということで、本日の記事はここまでとなります。
愛猫の爪切りに悩まれている方の少しでも参考になりましたら嬉しいです。
最後まで読んでいただきありがとうございました!