猫に関する病気、お悩みを取り上げて
わがやの実体験をシェアしていく企画、【猫学】。
今週の猫学のお題は、「猫のふみふみ行動」について。
愛猫が前足でこねこねふみふみする姿はとっても可愛くて癒されますが、みなさんはふみふみする理由をご存知でしょうか?
わたしはるるちゃんとの暮らし始め、ふみふみについては理解していましたが、同時にクッションや毛布を口に含んでいるのを見て不思議に感じたのを覚えています。
今回は、ふみふみの理由、気を付けるべきことなどをまとめてみました。猫さんと暮らし始めたばかりの方、ふみふみが気になる方などのご参考になりましたら嬉しいです!
1. ふみふみとは?
上のるるちゃんの画像のように、
毛布やクッション、飼い主さんの足やお腹を前足でこねこねとこねているような仕草、
通称「ふみふみ」。
柔らかくて温かいものがふみふみの対象になることが多いようです。
2. ふみふみをする理由
猫がふみふみするのには、主に以下のような理由が考えられます。
・お腹が空いたとき
子猫は、母猫のおっぱいをもみもみしながらおっぱいを飲みます。これは、お乳がよく出るために行う、子猫の本能的な行動。
これこそが本来のふみふみの理由です。
そのため、子猫時代の名残から、大きくなってもお腹がすくとふみふみをする猫もいるようです。
・リラックスしているとき
大きくなってからも、甘えたいとき、眠いときなどのリラックスしているときにふみふみが見られます。
上で触れたように、「ふみふみ=お腹が満たされる=嬉しいこと」と学習した猫は、ふみふみによってリラックスできるようです。また、ふみふみで寝床を整えてから眠りにつく猫もいます。
・マーキングやマウンティングの目的
お気に入りの毛布やクッション、大好きな飼い主さんに自分の匂いをつける目的からふみふみする猫もいます。
ちなみに、後ろ足でふみふみしたり、同時に腰を動かしたりするような仕草が見られる場合は、発情期のサイン。未去勢、未避妊の猫に見られます。もしも繁殖の予定がないのであれば、去勢・避妊手術を検討されてみてくださいね。
3. 気をつけたいこと
猫にとってリラックス効果もあるふみふみですが、いくつか気を付けるべき点があります。
・爪のお手入れ
ふみふみの際には爪が出るため、飼い主さんに向けてふみふみするとチクチクと痛いことも。室内飼育の場合は、怪我や事故防止のためにも、定期的に爪切りをすると良いでしょう。
・ウールサッキング
ふみふみと同時に布にチュパチュパと吸い付く猫もいます。
これをウールサッキングと言います。
ウールサッキングの際に飲み込んでしまった布が胃や腸につまってしまうことがあります。そんな場合は、対象の布を猫の手の届かないところにしまうなどの対策が必要です。
4. ふみふみしなくなる理由
急にふみふみが見られなくなった場合、以下のような理由が考えられます。
・精神的に自立できた
子猫が生後3ヶ月ほどで歯が生えてくると、母猫は乳離れを促します。ふみふみをしてもおっぱいがもらえないため、子猫はふみふみの行動をしなくなります。
この過程を経験できた猫は大きくなるとふみふみをしなかったり、逆に親離れが早すぎた猫は大きくなってもふみふみをする傾向があるようです。
ただし、人と暮らしている猫は、飼い主さんが親猫のようにご飯を与えている関係上、幼児性が抜けず、甘える時にふみふみをすることが多いとのこと。
・環境の変化によるストレス
猫は環境の変化に敏感な生き物です。
引越しや模様替え、新しい家族ができたなどの環境の変化にストレスを感じて一時的にふみふみをしなくなるケースがあります。
落ち着きを取り戻したらまたふみふみを再開する場合もありますので、気長に待ってあげましょう。
5. わがやの場合
るるちゃんは生後4ヶ月ほどでわがやにやってきました。
迎え入れたばかりの頃はふみふみは見られませんでしたが、徐々に見られるようになりました。今となっては「こまけぇこたぁいいんだよ!!」タイプのるるちゃんではありますが、やはり引越しはじめは環境の変化に戸惑っていたのかもしれませんね。
ちなみに、るるちゃんはペットショップ出身なので、もしかすると親離れする時期が早かった子かもしれません。
はじめは毛布をふみふみしていましたが、徐々に毛布ではなくピンクの猫さんぬいぐるみをふみふみすることが増えました。しかも、いつも猫さんのお顔を噛んでいますw
ゴロゴロ言いながらふみふみしているので、よっぽど猫さんがお気に入りのようです。
そして、ふみふみ後はすやぁ…( ˘ω˘ )
るるちゃんの場合、睡眠導入のためのリラックスふみふみだと思われます。
ちなみに、残念ながら飼い主にふみふみしてくれた記憶はまったくありません(涙)
二の腕のぷにぷに具合にはかなり自信があるのですが、これでは宝(?)の持ち腐れです!
朝になるとリビングに置いているはずの猫さんが、廊下や寝室の床に落ちていることがときどきあります。
夜中にふみふみして寝室に持ってこようとしたのでしょうか、可愛すぎる…!!
以上、本日はとっても可愛い猫のふみふみについてまとめました。
言葉では通じ合えないからこそ、ふみふみのような猫の言動を理解することで愛猫の気持ちを知っていきたいですね!
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。