猫に関する病気、お悩みを取り上げて
わがやの実体験をシェアしていく企画、【猫学】。
今週の猫学のお題は、
「猫が食べてはいけない食べ物」について。
「おねだりされたから、ついあげちゃった」
「調理中に落ちたものを拾い食いされた」
などの体験はありませんか?
実は、わたしたち人間が美味しく食べられる食品の中には、猫にとって有害な食べ物があります。
猫が食べてはいけない食べ物を知って、愛猫の健康を守りましょう!
・猫が食べてはいけない食べ物
今回ご紹介するのは、食べてはいけない食べ物です。
このほかにも、食べても良いが積極的に与えるべきではない食べ物、過度に与えてはいけない食べ物などもあります。
猫にキャットフード以外のものを与える際は、獣医さんに相談したり、事前にしっかり調べたりしましょう。
1. 野菜類:ネギ類、アボカド
長ねぎ・玉ねぎ・にら・にんにくなどのネギ類に含まれている「アリルブロビルジスルファイド」、アボカドに含まれている「ペルシン」という成分が中毒症状を引き起こします。
2. 果物類:ぶどう・レーズン、いちじく、パパイヤ、マンゴー
ぶどう・レーズンは、原因物質がまだ解明されていないようですが、中毒症状を引き起こすそうです。
いちじくは「フラノクマリン」、パパイヤは「パパイン」、マンゴーは「カルドール」という成分によってアレルギーが引き起こされます。
3. 魚類:生のエビ、イカ、タコ、カニ
これらの魚に多く含まれている「チアミナーゼ」というビタミンを分解する酵素によって、ビタミンB1欠乏症になる可能性があります。
4. 貝類:あさり、はまぐり、あわび、サザエ
これらの貝類にも「チアミナーゼ」が含まれており、あわびやサザエは「ピロフェオホルバイドα」という有毒成分も含まれています。
5. カフェイン:チョコレート、ココア、緑茶、コーヒー、紅茶など
「カフェイン」と、チョコレートやココアに含まれている「テオブロミン」という成分が中毒症状を引き起こします。
6. アルコール
アルコール中毒を引き起こします。
また、アルコールの含まれた除菌シートなども猫にとっては危険。ノンアルコールの除菌シートを使いましょう。
・食品による中毒を防ぐために
できれば、普段からキャットフード以外のものは猫に与えないようにしましょう。
もしもキャットフード以外のものを与えたい場合には、猫にとって危険がないか、また危険がない場合でもどれくらいの量を与えるのが適切なのか、しっかり調べてから与えましょう。
といっても、好奇心旺盛な子猫や元外猫さんなどは、積極的に人間の食べ物を狙ってくるかもしれません。(わたしがボランティアとして参加している保護猫団体のシェルターの猫ちゃんたちも、スタッフのお昼ご飯を狙ってきますw)
猫の手の届かないところに食品を保存したり、調理中にはキッチンに猫が入れないように対策をしましょう。
お菓子やご飯の食べ残しは放置せず、なるべくすぐに片付けるようにできると良いですね。
ちなみに、わがやの場合、
やはり子猫時代のるるちゃんは、わたしたちの食べ物に興味津々で大変でした…汗
調理中と食事中はケージに待機してもらったり、一貫してご飯をあげない姿勢をとっていたからか、2歳になった今ではわたしたちの食べ物を食べようとすることはありません。
子猫のうちに「これは食べてはいけないものなんだ」と覚えてもらえたのでしょうか^^
そのせいか、水分補給のために鶏肉の茹で汁をあげようとしても一切飲んでくれませんでしたが…涙
以上、本日は猫が食べてはいけない食べ物についてまとめました。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。