猫に関する病気、お悩みを取り上げて
わがやの実体験をシェアしていく企画、【猫学】。
今週の猫学のお題は、「猫の口呼吸」について。
子猫の頃のるるちゃんは、遊んだ後に口呼吸をすることが時々ありました。
「よほど楽しかったんだな」と微笑ましく思っていましたが、実は猫の口呼吸は、通常は見られない現象とのこと。
本日は、わがやの事例をもとに、猫の口呼吸についての注意すべきケースや対策などをまとめていきたいと思います。
1. 猫の呼吸について
本来、猫は鼻呼吸をする動物。
犬は「ハッハッ」と口呼吸(パンティング)することがありますが、猫は口を開けて呼吸することは通常ないそうです。
では、猫が口呼吸をするのは、どんな時なのでしょうか?
2. 激しく遊んだ後の口呼吸
激しく走り回ったり、長時間遊んだりした後に口呼吸をすることがあります。
猫はもともと長時間走るのは得意ではないため、一回の遊びを短時間にしたり、一日に複数回に分けたりと、飼い主さんが調整してあげると良いそうです。
特に子猫の頃は、子猫自身がまだ加減がわからずに遊びすぎてしまって、呼吸が荒くなってしまうことがあるとのこと。
わがやのるるちゃんも、子猫時代はよく遊んだあとに口呼吸をしていました。
もしかしたら遊びすぎていたのかも?
反省です…。
ちなみに、成猫になった現在は、子猫の頃ほど激しく遊ぶことは少なくなりましたし、口呼吸も見られなくなりました。
3. 緊張からくる口呼吸
遊んだ後の口呼吸は子猫に多いそうですが、
成猫であっても動物病院などで緊張した時に体温が上がって口呼吸になってしまう猫さんもいるそうです。
るるちゃんも動物病院が苦手で、汗で診察台に肉球スタンプがついたり、脈が早くなったりするほど。
こういった症状について、獣医さんからは、
「動物病院で緊張しているからだと思うので、普段からでなければ問題ない」と言っていただいています。
4. 体調不良や病気による口呼吸
平常時や、軽く遊んだだけでも口呼吸をしているときは、要注意。
体調不良や病気による呼吸困難に陥っている可能性があります。
呼吸器、心臓、甲状腺の不調や病気が考えられるそうですので、かかりつけの獣医さんに相談をしましょう。
5. (おまけ)口の半開きは、フレーメン反応によるもの
猫が口を半開きにしてポカンとした表情をしているのを見たことがある方もいらっしゃるのではないでしょうか?
これは、口呼吸ではなく、「フレーメン反応」という生理現象。
フェロモンやニオイを感じたとき、よりニオイを吸い込もうとして口を半開きにして、口の中にあるヤコブソン器官にニオイを送るための反応だそうです。
以上、本日は猫の口呼吸についてまとめました。
結果的に、るるちゃんの口呼吸は問題ありませんでしたので良かったですが、るるちゃんとの暮らし始めは「口呼吸=異常」だと気づけていなかったことが怖いなと後になってから思いました。
特に、猫暮らしビギナーの方が、あの頃のわたしのように愛猫の重大な症状を見過ごしてしまうことのないよう、今回は自身の体験をもとにした記事をシェアさせていただきました。
すべての猫が健康で楽しい猫生を末長く過ごすことができますように!
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。