猫に関する病気、お悩みを取り上げて
わがやの実体験をシェアしていく企画、【猫学】。
今週の猫学のお題は、「猫草」について。
好んでむしゃむしゃ食べる猫もいるという、猫草。
「猫草をあげた方が良いのか?」
「猫草とはそもそも何なのか?」
などなど、猫草に関することをまとめてみました。
かくいうわたしも以前猫草をあげた方がいいのかと悩んだことがありましたので、最後にわがやの事例もシェアしたいと思います。
1. 猫草とは?
「猫草」という名前の植物があるわけではなく、猫が好んで食べるイネ科の植物がそう呼ばれています。
大麦、燕麦(えんばく)、小麦などの若葉が一般的なようです。
2. 猫草って必要?
猫草を食べないからといって、猫にとって必要な何らかの栄養が不足するわけではないようです。
栄養バランスの整った総合栄養食のフードを与えていれば、そこから必要な栄養を補給できますので、無理に猫草を食べさせる必要はないとのこと。
では、なぜ猫は猫草を食べるのでしょう?
3. なぜ猫草を食べるのか?
猫が猫草を食べる主な理由として、毛玉の排出・排泄を促すためという点があります。
猫草が胃の粘膜を刺激し、グルーミングによってお腹の中に溜まった毛玉を吐き出したり、うんちと一緒に排泄したりする助けになっているのでは?と考えられています。
うまく毛玉が排出されないことによる胃もたれや胸焼けを抑える効果もあるようです。
また、単に猫草の食感や味を楽しんで気分転換をしているのでは?という説も。
4. 猫草を与える際の注意点
肉食動物である猫は、繊維質の消化は苦手。
子猫や胃腸が弱っている猫には与えないようにしましょう。
5. わがやのるるちゃんの場合
わがやでは猫草は置いていません。
(2021年1月31日現在)
理由としては、
「栄養面では必要なものではないから」
「毛玉をうんちと一緒に排泄できているから」
というところが大きいです。
特に2つ目の理由については、実は過去に悩んだことがありました。
猫はよく吐く生き物だと思っていましたので、子猫時代から数回しか吐いたことがないるるちゃんを「お腹の中に毛玉がたまっているのでは?」と心配し、猫草が必要なのかと考えたことがあります。
獣医さんに相談したところ、
「元気もあって便秘もないのなら、うんちと一緒に排泄できていると思われるので大丈夫。毛玉を吐かない子もいますよ。」と返答いただきました。
また、「もしも心配なら、うんちをほぐしてみて中に毛玉が含まれているか確認できますよ」と教えていただきました。
るるちゃんと暮らす前は、「自分のものだって検便でしか手に取ったことがないのに、猫のうんちを掃除できるだろうか…?」と不安に感じていたわたしですが、実際にるるちゃんと暮らしてみると、可愛い愛猫のうんちなら全く気にならないですねw
むしろうんちは愛猫の健康状態を知れる大事なデータです。
教えていただいたとおり、袋越しでるるちゃんのうんちを割ってみると、立派な毛玉が含まれているのを確認できました。(今でも時々、ちゃんと毛玉が排出されているか確認しています)
そのため、今の体調ですと、不要にお腹への刺激になりうる猫草はあげなくていいかなと思い、現状では猫草を置いていないというところです。
ただ、ちょこちょこと大根の頭や豆苗の切り口でミニ家庭菜園をしては、るるちゃんの反応を見て楽しんでいます。
大根は食べようとしませんでしたが、豆苗は何度か口に含んでいるのを見たことがあります。(どちらも少量であれば猫が食べても問題ないお野菜とのこと)
豆苗は茎が細くて葉も小さいので興味が沸いたのかもしれませんね。
以上、本日は猫草についてまとめました。
猫草は食べた方が健康面でいいのかな?と悩まれている愛猫家の方のご参考になりましたら嬉しいです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。