猫に関する病気、お悩みを取り上げて
わがやの実体験をシェアしていく企画、【猫学】。
今週の猫学のお題は、「猫の爪とぎ」について。
ペット用品店を見ると、猫の爪とぎグッズがたくさんあってどう選べば良いのか迷ってしまいますよね。
本日は、猫の爪とぎの理由、爪とぎの形状と素材についてまとめてみました。
8つの爪とぎを置いているわがやの事例についてもシェアしますので、爪とぎグッズを選ぶ際の参考にしていただければ嬉しいです。
1. なぜ猫は爪とぎをするのか?
まず、猫の爪とぎの理由についてです。
猫は、爪のお手入れやマーキングのために爪とぎをしているそうです。
猫の爪は獲物を捕らえるための大切な武器ですから、爪とぎによって表面の古い爪をはがして鋭い爪を維持し、また、爪とぎによって自分のニオイをつけて縄張りの主張をしています。
爪とぎは猫にとって欠かせない本能に基づいた行動なんですね。
そのほか、爪とぎによってストレス解消をしたり、飼い主さんの関心をひきたいときにも爪とぎをするんだそうです。
2. 爪とぎの形状
色々な爪とぎグッズがありますが、その形状は主にふたつに分かれます。
それは、縦置きタイプと横置きタイプです。
縦置きタイプは、伸びをしながら爪とぎができるタイプ。
キャットタワーの支柱にあるようなポールタイプや、爪とぎを立てて使うスタンディングタイプがあります。
もうひとつの横置きタイプは、床やカーペットに置いて使うタイプ。
軽くて持ち運びがしやすい反面、爪とぎが動きやすく不安定なため、滑り止めなどを使ってしっかり固定する必要があります。
猫さんの好みに合わせてどちらを選ぶのか検討されると良いですね。
3. 爪とぎの素材
最後に、爪とぎの素材についてまとめます。
わがやでは、全部で8つの爪とぎがあり、素材は4種類使っていますので、素材毎のレビューもお伝えしていきます。
爪とぎには、
安価で研ぎカスが出やすい段ボール、
丈夫で研ぎカスが出にくい麻縄、綿縄、木製、カーペット製などの素材があります。
段ボールタイプは耐久性には劣りますが、猫には人気の素材です。
わたしがボランティア参加している保護猫シェルターでは、支援品である段ボール製の爪とぎを主に使っていますが、約50匹ほどの猫に日々バリバリされているのでいつも段ボールの研ぎカスが散らばっています。
掃除は大変ですが、吐き戻しなどですぐに汚れるので、捨てやすい段ボールが使い勝手が良かったりもします。
ちなみに、わがやで使っている段ボールの爪とぎでは、そんなに研ぎカスは見られません。
多頭飼育の場合はすぐにボロボロになりがちですが、わがやのようにるるちゃん一匹だけであればそこまで気にならないのかもしれませんね。
また、強化段ボールなどの研ぎカスが出にくい素材を使った商品もあります。
わがやのカリカリーナも強化段ボールを使った爪とぎで、二年間使っていて一度もカリカリーナから出た研ぎカスを見たことがないほど。
次に、麻縄の爪とぎについて。
わがやに2台あるキャットタワーのどちらの支柱にも麻縄が巻かれています。
麻縄のニオイは猫によって好き嫌いがあるようですが、るるちゃんは大丈夫でした。
使い始めに麻縄の小さな欠片のようなものが出ることもありましたが、ほぼ研ぎカスは出ません。
お次、綿縄の爪とぎについて。
綿縄の爪とぎは仕事部屋に置いています。
猫壱さんの商品です。
こちらでは研ぎカスは全く見たことがありません。
わがやの爪とぎで比べると、麻縄よりも綿縄の方が研ぎカスは出ない印象です。
最後に、カーペット製の爪とぎについて。
るるちゃんが子猫の頃から使っているこちらの爪とぎポールは、一段目のポール部分と土台部分がカーペット素材です。
伸びをして麻縄部分に爪とぎしたり、ポールにくるりと手足を巻き付けてカーペット部分に猫キックをしたりしています。
どの素材も良い点やそうではない点、また猫さんによる好みもあるかと思いますので、色々使ってみて愛猫さんのお気に入りを見つけられたら良いですね^^
4. 結論:爪とぎがあっても、猫は家具に爪とぎします
ちなみに、こんなにたくさんの爪とぎを置いているわがやではありますが、リビングに敷いているカーペットやソファにも爪とぎします。
猫と暮らすからには、必ず家具への爪とぎはあるのではないかなと思いますので、そこは猫の特性だと納得して一緒に暮らしていくのが良いのではないかなとわたしは思います。
以上、本日は猫の爪とぎについてまとめました。
猫の爪とぎグッズをどう選べば良いか悩んでいる愛猫家の方や、爪とぎに困っている方のご参考になりましたら嬉しいです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。