猫に関する病気、お悩みを取り上げて
わがやの実体験をシェアしていく企画、【猫学】。
今週の猫学のお題は、
「猫同士の性別や年齢による相性って本当?」について。
昨日のブログでお伝えしましたとおり、残念ながら預かり猫さんの予定がキャンセルになったわがや。(メスだと聞いていた預かり猫さんが、実はオスだったため)
預かりを検討している際に見つけた、猫同士の年齢や性別による相性。
数十匹の猫を保護しているシェルターでボランティア活動をしている自身の体験から、よく言われている「相性が良い組み合わせ」「相性が良くない組み合わせ」は本当にそうなのか?について事例とともにシェアをしたいと思います。
多頭飼育を検討されている方の参考になりましたら嬉しいです。
・結論「猫同士の性格による」
最初から結論ですw
「オス同士はうまくいきにくい」
「子猫同士は仲良くなりやすい」
などの性別や年齢による組み合わせよりも、猫同士の性格によってかなり相性が変わるとわたしは考えます。
相性が良いはずの組み合わせでもケンカをしていたり、相性が良くないはずの組み合わせでもうまくやっていたりという事例をシェルターで見ているためです。
ですので、後述する性別や年齢による相性は、
「こういう理由で仲良くなりづらい傾向なんだな」ということを知識として知っておいて、さらに猫さん同士の性格を加味して多頭飼育の検討をされるのが良いのではないかなと思います。
・相性が良いと言われている組み合わせ
1. 異性同士
異性だからというより、性格や相性によるものが大きいと感じます。
相性が良くて恋人のようにずっと一緒にいる猫さんカップルもいれば、一方は近づきたいのにもう一方は距離感を大切にするタイプで、近づきすぎてケンカばかりのオスメスの猫さんもいます。
2. 年齢が近い同士
確かに子猫同士は仲が良くなりやすいように感じます。
どちらも警戒心が弱く、遊び仲間を欲している時期だから仲良くなりやすいのかもしれません。
3. 血縁関係の猫同士
子猫の頃から一緒にいた兄弟猫さんは仲が良いですね。
ですが、親子の関係でありながら、お互いに家族と認識していないのかまったく仲が良くない(というより無関心な)母娘の猫さんもいました。
・相性が良くないと言われている組み合わせ
1. 成猫のオス同士
オス同士は、なわばり争いのケンカになりやすいと言われています。
わたしがボランティア活動しているシェルターでは、オス同士のケンカは見られませんでしたが、なわばり主張のための尿スプレーやトイレ以外の粗相などをする猫さんもいました。
パーソナルスペースが十分に確保できればそういった問題行動も改善されるそうです。
2. 高齢猫と子猫の組み合わせ
高齢猫にとっては、活発に動く子猫がストレスになりやすいと言われています。
シェルター内の高齢猫さんも、遊びたい盛りの元気な子猫が近づくのを嫌がったりしていました。
性格と同様に、生活パターンやペースが似ている方が一緒に暮らす上でストレスになりづらいのかもしれませんね。
・最後に
わがやも「性別はあくまでも参考に」としつつも、先住猫であるるるちゃんより体が大きく年上のオス猫さん(しかも気性が荒いらしい)を預かることでの双方への影響やリスクを考え、とても残念ではありますが今回の迎え入れを断念しました。
飼い主心としては「一匹より遊び相手がいた方が楽しいのでは?」と考えてしまいがちですが、猫嫌いの猫さんや、一人っ子気質の猫さんもいますので、それぞれの猫さんの性格を考慮してあげたいなと思いました。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!