猫に関する病気、お悩みを取り上げて
わがやの実体験をシェアしていく企画、【猫学】。
今週の猫学のお題は、
「愛猫のワクチン接種は一年に一度が最適か?」について。
ちょうど昨日、毎年恒例のワクチン接種をしてきた愛猫るるちゃん。
その際にかかりつけの獣医さんにワクチン接種の頻度について相談してきましたので、わがやの事例とともにその相談内容をシェアしたいと思います。
1. 完全室内飼育のるるちゃんが接種したワクチンの種類
わがやのるるちゃんは、完全室内飼育です。
感染症予防や脱走のリスクを考え、外の汚れがついた玄関にも立ち入らせませんし、ベランダや外へのお散歩などもさせません。
そんな完全室内飼育のるるちゃんが接種しているワクチンは、
3種混合ワクチン(コアワクチンとも呼ばれます)。
この3種というのは、猫風邪(猫ウイルス性鼻気管炎、猫カリシウイルス感染症)やパルボウイルス感染症(猫汎白血球減少症)を予防するものです。
上記3つの感染症は、感染力が高く空気感染もするため、わがやではワクチン接種をしています。
外出後のわたしたちの靴や手についたウイルスからの感染の可能性もありますからね。
2. ワクチン接種後の気になる副作用
感染症を予防することができるありがたいワクチンではありますが、気になるのが副作用。
猫さんによっては、元気や食欲の消失などの体調不良があるそうですね。
中でもわたしがもっとも気になるのが、
注射部位への肉腫の発生です。
発症例は多くないようですが、注射部位にしこりができて悪性の肉腫に変化することもあるとのことで、少し気になります…
3. ワクチンの頻度と抗体検査について獣医さんに聞いてみた
ワクチンの副作用について調べている中で、
「海外のガイドラインでは3年に一度を推奨※」
「抗体検査をして免疫があることが確認できればワクチン接種を見送ることができる」
という情報を見つけ、わたしたちのかかりつけの獣医さんはどう考えているのかご意見を聞いてみました。
※AAFP(全米猫獣医協会)、WSAVA(世界小動物獣医協会)によるもの。低リスクな環境(室内単独飼育で、ペットホテルを利用しない)で飼育している場合。
参考資料(PDFファイル16P):
https://wsava.org/wp-content/uploads/2020/01/WSAVA-vaccination-guidelines-2015-Japanese.pdf
回答としては以下のとおり。
当院では成猫の場合、一年に一度のワクチン接種を推奨している。
もしも低リスクな環境にいたり、副作用の心配があったりする場合、抗体検査も可能。
抗体検査によって免疫があると判断された場合、証明書を発行し、ペットホテルなどの利用もできる。
ふむふむ。
これまで得た情報と獣医さんの回答をもとに飼い主としてどうすべきか…
もしも抗体があるなら、副作用のリスクがあるワクチン接種の回数を減らすことができればいいなと思う反面、
そこまで発症例が多くない肉腫を心配して、万が一るるちゃんが脱走したり他の猫さんと接触してしまった場合は感染症へのリスクが不安だな…という気持ちもあります。
4. 来年以降のワクチン接種について
ひとまず今年はワクチンをして、獣医さんから聞いたお話をもとに来年のことを検討しようと考えていましたので、今年のワクチンは昨日受けてきました。
今年も特に体調不良、元気や食欲の消失もみられず。
病院から帰宅し、元気にご飯を食べて、元気なうんちをして、元気にお昼寝をしたるるちゃん^^
こういうときも体調が安定しているるるちゃんではありますが、それでもやはり体調を崩さないかちょっとハラハラしてしまいます…(汗)
もしかしたら来年以降も今までと変わらず、一年に一度の予防接種をするかもしれませんが、
るるちゃんが暮らす環境、体質なども考慮し、るるちゃんが末長く元気に暮らしていくためにはどうすべきか?
飼い主であるわたし自身が調べて決定していかなければなあと思いました。
愛猫家のみなさまは、ワクチン接種していますか?
どれくらいの頻度でされていますでしょうか?
もしよろしければご意見もらえると嬉しいです!
今回の記事が少しでも愛猫家さんの参考になって、幸せな猫さんが増えればなと思います。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。