みなさまこんばんは。
今日も今日とておうち時間を楽しんでいる、飼い主のじゃんです。
気づけばGWもあと明日のみ。
いったい自分は何をしていたんだ…と毎回連休の度に思いますが、のんびりるるもなと過ごすことができたのでハッピーです♪
さてさて、そんなわけで今日もまた読了した本をご紹介したいと思います。
川村元気さんの『世界から猫が消えたなら』。
愛猫家にとってはなかなかに辛いタイトルですよね(涙)
こちらは2012年に出版された本で、2016年には佐藤健さんと宮崎あおいさんの共演で映画化もされた作品です。
著者の川村元気さんは、もともとは映画プロデューサーのようで、『電車男』『デトロイトメタルシティ』などのプロデュースをしている人物で、こちらの作品が初めての著書なんだそうです。
そのこともあってか、難しい言葉や言い回しは多くなく、すらすらと読み進めることができました。
主人公『僕』の7日間の物語。
7日間というのは、旧約聖書の創世記における『神は7日間で世界を作られた』からきているものと思われます。(実際に物語の中でも創世記について触れられている)
創世記は『神が6日で世界を作って7日目に休息をする』という内容ですが、この物語では「この世から何かひとつ物を消せば、一日寿命を延ばすことができる」という提案を悪魔から受け、余命わずかな主人公が消すものを決めていくという、生み出す創世記とは逆の消す7日間のお話です。
つまり、この世から猫さんが消されてしまうの?
タイトルから「猫さんを消してしまうのか…?」とビクビクしながら半目で読み進めましたが、愛猫家さんが悲しむような事態にはならないので、愛猫家さんも安心して読めるかと思います。
(ちなみに、Wikipediaのあらすじはほぼネタバレみたいになっているので、まだ内容を知らない方はWikipediaは先に見ない方がいいかもしれません)
作品の中で「猫を消すことをやめて僕が死んだ世界で猫はどうすれば?」という記述があり、それは確かにそうだなあと思いましたし、(愛猫家にとって、世界から猫さんを消す決断は絶対にありえないものの)万が一自分がいなくなっても猫さんの世界は続くのだから、誰に猫さんを託すのか考えておかなければならないなと思ったりもしました。
なにより大事な愛猫たち。
暑いので床に転がりまくる愛猫るるもな。
猫さんがいる世界に今日も感謝ですね^^