猫に関する病気、お悩みを取り上げてわがやの実体験をシェアしていく企画、【猫学】。
今週は「猫のいたずら」について。
愛猫家のみなさまは、猫さんのいたずらにどう対応されていますか?
言葉が伝わらない猫さんにはどういたずらをやめさせるべきか悩みますよね。
本日は、猫のいたずらへの対応方法をご紹介したいと思います。
猫のいたずらへの効果的な対応方法
動物行動学の学習理論に基づくと、いたずらへの対処法として大事なことは以下の3つ。
- 猫の欲求を理解すること
- いたずらには構わないこと(負の弱化)
- 大人しくなったら欲求を満たしてあげること(正の強化)
以前参加させていただいた、入交先生の動物行動学講座で教えていただいた内容をもとに説明をしていきます。
1. 猫の欲求を理解すること
猫さんは理由なくその行動をするわけではなく、必ず何か理由があります。
いたずらの事例としては、
「遊びたい=パソコンの上に乗る」
「ご飯がほしい=鳴く」
「触らないでほしい=噛む」
などなど。
まずはその要求を理解することが大事です。
2. いたずらには構わないこと(負の弱化)
お腹がすいているから鳴いているんだね。じゃあご飯をあげよう!
とその都度ご飯をあげていては、
鳴く=ご飯がもらえる!
と猫さんは学習をしてしまいます。
いたずらなどの問題行動があった場合、次にすることは要求を満たすことではなく相手にしないことです。
そうすることで、
鳴く=ご飯がもらえない
と猫さんは学習します。
おそらく愛猫家のみなさまはお察しかもしれませんが…
ご飯をくれないと分かるとさらに大声で鳴いたり噛み付いたりと要求が激しく悪化する可能性が高いです。
これは、「バースト」というそうです。
飼い主さんが根負けして一度でもご飯をあげてしまうと、
鳴いてもダメだったけど、大声を出して噛めばもらえた!
と学習してしまうので、飼い主さん自身もとても大変かと思いますが一時的に要求が激しくなってもぐっと我慢です。
3. 大人しくなったら要求を満たしてあげること(正の強化)
猫さんが諦めて静かになったら、ご褒美をあげましょう。
これを繰り返すことで、
いたずらするより大人しくしていた方がいいことがある!
とだんだんと理解してくれるようになります。
猫さん自身も嬉しかったり楽しかったりする体験で学習していくことが理想ですね^^
こんなに色々書いておいてなんですが、わたし自身まだまだるるちゃんのいたずらに悩まされていますし、問題行動もまだまだあります。
特に噛み癖はなかなか治らず、わたしへの噛みつきはほぼなくなりましたが、遊び相手と認識している夫には容赦なしです(汗)
違う生き物ですからね。
少しずつ気長にやっていこうと思っています^^
以上、本日は猫のいたずらとその対処法についてご紹介させていただきました。
はじめて猫さんと暮らす方や、在宅勤務で猫さんと過ごす時間が多くなった方などなど、猫さんのいたずらに困っていた飼い主さんの参考になりましたら嬉しいです^^
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。