猫に関する病気、お悩みを取り上げて
わがやの実体験をシェアしていく企画、【猫学】。
今週の猫学のお題は、
「猫のノミダニ駆除薬の副作用」について。
るるちゃんの健康のためと思い、これまでは当然のようにノミダニ薬をつけていましたが、
ある日「ノミダニ薬をつけて愛猫が急死した」というショッキングなコメントを見つけて、心配になりノミダニ薬の副作用について調べてみました。
1. ノミダニ駆除薬についておさらい
・ノミダニによる被害
ノミダニに刺されると、痒くなったり皮膚炎になったりという症状のほか、ペストや瓜実条虫などの危険な猫の感染症を媒介される可能性もあるとのこと。
さらに、マダニが飼い主さんに寄生することで、SFTSウイルスに感染して重症化する事例もあるそうです。
そこで有効なのが、ノミダニ駆除薬。
・ノミダニ薬の成分
メーカーや製品によって成分の種類に違いはあるものの、
ノミダニ薬には、無脊椎動物の神経に作用する成分が使われており、それによってノミダニの成虫を駆除したり、卵や幼虫の成長を抑制したりすることができるそうです。
・ノミダニ薬の使い方(スポットタイプ)
わがやで使っているのは、スポットタイプ。
小さなスポットに入っいる薬を首の後ろにちょんちょんとつけるだけでOK。
薬の効果は1ヶ月持続するため、使用頻度は1ヶ月に一度。
「室内では一年中ノミダニが生息できる室温にあるため、できれば一年中つけるのが好ましい」とかかりつけの獣医さんから教えていただき、わがやでは一年分を病院で購入し、毎月つけています。
2. ノミダニ駆除薬による副作用
そんなお手軽で効果も高いノミダニ薬ですが、どんな副作用があるのでしょうか?
わがやで使っているノミダニ薬「レボリューションプラス」では、以下の副作用が考えられるそうです。
・猫において本剤投与後、投与部位における掻痒及び脱毛、紅斑、並びに流涎が一過性にみられることがある
・本剤1用量を誤って経口的に摂取した場合、流涎、軟便、嘔吐、摂餌量減少等の一過性の消化器症状がみられることがあるが、通常、無処置で回復する
https://www.vm.nval.go.jp/public/detail/17632/1
※クリックするとPDFファイルのダウンロードが開始されます
以下のような使用制限の記載もありました。
・次の動物には投与しないこと。
- 8週齢未満の猫
- 体重1.3kg未満の猫
- 交配予定の猫及び妊娠・授乳中の猫https://www.vm.nval.go.jp/public/detail/17632/1
※クリックするとPDFファイルのダウンロードが開始されます
副作用について調べている中で、
「保護したばかりの子猫にノミダニ薬を服用し、容体が急変してしまった」という事例も見られました。
もともと免疫力が弱っている猫や使用制限のある子猫には副作用が強く出てしまうようですね。
今のところ、るるちゃんは痒がったり、体調不良になったりということはありませんが、
副作用について正しく理解し、るるちゃんの体調を見ながら服用したり、その後の様子も注意深く観察したりすることが大切なのかなと思いました。
結論、猫も人間も、どんな薬でもそうですが、
用法用量を守って使わないといけませんね。
以上、本日は猫のノミダニ薬の副作用についてシェアさせていただきました。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。